衝撃の調査報道に奔走した、ニューヨーク・タイムズ紙の実在の敏腕記者を演じたキャリー・マリガンとゾーイ・カザンの真剣なまなざしが胸に刺さる・・・!
ワインスタイン事件の調査に乗り出し真実に迫る本編映像も収められた特別映像を解禁しました!
本作では、誰も手を出せなかった大物映画プロデューサーの性的暴行疑惑の調査報道に尽力し、名もなき女性たちを懸命に取材し社会を動かした勇気ある女性たちとジャーナリストたちの、実話に基づく衝撃の物語が描かれており、今回到着した映像内では、ニューヨーク・タイムズ紙の調査報道記者であるミーガン・トゥーイー(キャリー・マリガン)とジョディ・カンター(ゾーイ・カザン)らがワインスタインの性的暴行に関する調査に乗り出し、真実に迫っていく本編映像とともに、この意義深い役柄を見事に体現したキャリー・マリガンとゾーイ・カザンのインタビュー映像が収められている。
ハリウッドで長年絶大な力を持っていた大物プロデューサーであるハーヴェイ・ワインスタイン、彼が手掛けていたミラマックス社とワインスタイン・カンパニーは、ワインスタインのセクハラ被害者を買収。サバイバー(被害に遭った女性)たちは半ば強引な示談や和解、秘密保持契約によって口を封じられており、過去にジャーナリストが取材を試みても門前払いとなっていた。ゾーイ・カザンが「体制に盾つくのは危険よ」と語るように、力を持たない女性たちは、業界で権力を握っているワインスタインからの厳しい威嚇戦術に遭っており、事実を公にすることは危険な行為であったのだ。
たとえサバイバーたちが権力をもつ男性による性的不正行為の申し立てに名乗り出たとしても、アメリカや世界の歴史の多くで、しばしば妄想、男たらし、強欲、嘘つきといったレッテルを貼られ、男性は権力の座に留まり、女性は無視されるか信用を失ってきた。明らかに不正をしているのはワインスタインであるのにも関わらず、その不正に声を上げることも出来ず、セクハラをされたという過去の闇と葛藤しながらも立ち直り、危険を省みずに立ち向かった女性たちが描かれる本作について、キャリー・マリガンは「声を上げた女性たちの勇気を描いた映画なの」と、覚悟を決めて実際に証言をした彼女たちの勇気への賛辞を贈っている。
ゾーイ・カザンが「取材を進めるほど危険が身に迫る」と語るように、ワインスタインに立ち向かうことで危険が迫るのはサバイバーだけでなくジャーナリストも同様で、映像内ではワインスタインがニューヨーク・タイムズ社にやってくる後ろ姿や、オフィスに声を荒げたワインスタインから電話がかかってくるなど、血の気がひくようなシーンも収められている。そして驚くべきことに、この電話のシーンはワインスタインの肉声を使用。更に本作の撮影期間中、舞台となるニューヨーク・タイムズ紙では、コロナ禍の影響により記者・編集者・スタッフが在宅勤務をしているという偶然が重なり、実際のオフィスでの撮影にも成功。そのシーンのリアリティと緊迫感にもご注目いただきたい。
長年映画界で最も影響力のある人物の一人として君臨してきたワインスタインの不正行為の疑念を暴くべく、2人の女性記者が様々な嫌がらせや生命を脅かされる目にあいながらも懸命に調査を続け、今までタブーとされてきた大いなる疑惑の真実に迫る。まさに時代を動かした大きな告発を描き、才能と勇気、強さを持つ女性たちがその価値を証明する、映画業界をはじめこれからの世界のたしかな未来へとつながる1本となる本作を、ぜひ劇場でご覧ください。